2011年 09月 23日
ミッションは組みあがったのですが、エンジンの数箇所からオイル漏れを起こしているのでそっちも直します。 オイル漏れの箇所は多岐に渡り ・クランクフロントシール ・クランクリアシール ・ヘッドカバー ・カムシャフトフロントシール(IN、EXH両方) ・カムシャフトリアシール(EXH) シャフト部はほとんど全滅のようです。 まずクランクフロントシールから交換します。 クランクプーリーの裏側なのでナットを緩めプーリーを取ります。 プーリーは圧入気味に入っているのでギアプーラーで引き抜きました。 タイミングベルトも外さないといけないのでマーキングしてあります。 クランクシャフトとプーリーは相対角度が間違わないようにスプラインの1山が無くなっていて 間違った角度では取り付けられないようになっています。 カムプーリーにもマーキングをしておきます。 タイミングベルトを外したついでにウォーターポンプも交換します。 しかしタイベルでウォーターポンプを回すのはメンテナンス性が悪すぎです。 次はヘッドカバーとカムシャフト周りを修理します。 このエンジンはヘッドカバーとカムホルダーが一体になっています。 左がEXH、右がINのカムプーリーです。 EXH側は可変タイミングプーリーが付いています、このプーリーはシャフトと外してしまうと 非常に面倒な取り付けをしなくてはいけなくなるので外さないで作業しました。 ちなみに取り付け方は、中にねじりばねが入っているので指定の回転をさせてカムシャフトの どこかの角度にあわせるとかそんなようなものでした。 今のVVTプーリーはもっと簡単に組みつけられるようになっています。 幸い カム山<シール内径 になっているのでプーリーの逆側からシールを取り付けれるようになっています。 エンジン側の合わせ面、油路に汚れが溜まっています。 プラグホールのOリングも痩せきって千切れていました、ちなみにこのエンジンは 写真右の5気筒目のホールにエンジンオイルが溜まっていました。 改めて見ると1~5気筒の順に熱的に厳しいのかエンジンオイルの付着が多くなっていっています。 冷却水は1気筒目から流れていくのと放熱性、エンジンルーム中央の熱状況からこうなるのだろうか。 クリーナーとオイルストーンで汚れと液体ガスケットを取り除きます。 ヘッドカバーに液体ガスケットを塗ります、ここもデフと同じ嫌気性ガスケットです。 このガスケットはだんだんと拡散していってしまうのでやめてほしいなあ。 マニュアルにはローラーで塗れと書いてありましたが無いので地道に塗りました。 嫌気性なのでヘッドと挟まれないと固まらないので油路に入っても流れていってしまいます。 ヘッドカバーを合わせる前にEXHのカムシールをセットしておきます。 ヘッドカバーを取り付け残りのカムシールを取り付けます。 最後にクランクリアシールを交換します。 取り外したシール、径が大きいです。リップの部分が硬くなっていました。
by g2jing37
| 2011-09-23 01:47
| ボルボV70XC
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